淡路島は、それぞれが美しい3つの異なる海に囲まれている。西側は、波頭が立ち夕日が美しい瀬戸内海。東側は、静寂で古代から歴史が刻まれた大阪湾、南は渦潮を望み、そこから太平洋に連なっている。
また、南北で異なる潮流を楽しめる2つの海峡がある。北には神戸を望むエキゾチックな風景の明石海峡があり、世界最長の吊り橋である明石海峡大橋がある。南の鳴門海峡の渦潮は、潮位の干満の差で生み出され、世界の三大渦潮の一つに数えられている。満潮位では紀淡海峡から大阪湾に潮位は上がっていく。この潮位の上昇は反時計回りに淡路島を一周し、6時間後には鳴門海峡に達する。この時、太平洋の潮位は干潮であり、瀬戸内海側から海水は、紀淡海峡に流れ込み、海底の高さの違いもこれを速め、奇跡的な光景だと認識させられる。
長い海岸線は、海水浴にも適しており、海岸線沿いのカフェやテラスで海を眺めて癒しの時間を持つ来島者が多い。