たまねぎ(生産量*全国3位)、イチジク(全国3位)、レタス(全国5位)、びわ(全国6位)、白菜(全国8位)*食のブランド“淡路島”推進協議会著旬の食材ガイド参照

淡路島のたまねぎは、その甘さ、柔らかさ、みずみずしさで全国的なブランドとなっている。これは、瀬戸内気候である温暖な気候と恵まれた土壌によっている。特に淡路島の南部は、和歌山から徳島に至る構造断層帯に位置し、砂地質で水はけがよい。この土壌がタマネギ生産に大切である。秋に植えたものを、冬に時間をかけてゆっくり育てることで、柔らかさと甘みが出てくる。春に植え、秋に収穫する周期のタマネギとは、この植え方で風味が異なってくる。

関西のスーパーマーケットでは、淡路島産のイチジクが至る所で売られている。イチジクは栄養価が非常に高く、細胞の必須イオンであるカリウム、食物繊維のペクチン、たんぱく質分解酵素であり、消化を助けるフィシンを含む滋養豊かな食物である。昭和55年から五色町で栽培され、現在は淡路島を代表する果実の一つとなっている。

淡路島のタマネギの生産量は多いが、現在の出荷額から比較するとレタスの方が多い。春と秋の二度の収穫が可能なので、これを好む農家も多い。島の南西部の三原平野には、甘く柔らかな美味しいレタスがたくさん育っている。