持続可能な社会に不可欠なのは、エネルギーを再生可能な形で得ることである。現在、再生可能エネルギーは、風力、太陽光などが主流であり、ヨーロッパでは産業化も進展している。

淡路島は、再生エネルギーへの取り組みが進んでおり、淡路島の北部を中心に風力発電の風車がある。また、関西空港の建設に使われた土を採掘した跡地には、多数の太陽光パネルが敷き詰められている。

淡路島には、菜の花畑が美しく広がっている。菜の花は、菜種油から燃料用のアルコールへの変換によって、バイオ燃料の原料にもなっている。この実験プラントが五色町のウェルネスパークに建設されており、見学も可能となっている。作られたバイオ燃料で、実際に車を走らせる実験も行われている。

淡路島にあって再生エネルギー源として最も大きな可能性があるのは、鳴門の渦潮である。潮の干満で発生する極めて速い潮流は、大きなエネルギーを持っており、すでに韓国では潮流発電が行われている。鳴門の潮流は、そのモデルに成り得る可能性が高い。しかし、観光資源としても極めて大切な位置づけをされている。事実、この渦潮を世界自然遺産として登録しようとする運動が、淡路島の人たちを中心に進められている。このため、鳴門の渦潮で潮流発電の施設を目にする日は来ないかもしれない。

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