現在の日本は、食生活が欧米化し肉類を見ない日はないほどである。しかし、欧米の肉を主にした料理は、欧米人の一部の人々には嫌われ、野菜を中心とした菜食主義が少しずつ増えてきた。最近では、ビーガン料理が取り上げられることが多いが、元々はベジタリアンから派生した料理である。(ベジタリアンは卵や乳製品は口にするが、ビーガン料理には一切含まれない)
単なる「動物のため」だけでなく、佳境問題など、21世紀特有の様々な理由により増加しているビーガンは、特にここ数年、欧米諸国では、人口の増加が顕著である。

淡路島内でも、ビーガン料理が美味しく美しく饗される淡路のシアターレストラン“ハローキティーショーボックス”を紹介したい。野菜を中心とし、動物性油を一切使用しない料理は、素材の持つナチュラルな彩も華やかで見ていても飽きない。またタンパク質は大豆のタンパク質を多用するなど、栄養要素もよく考えられている。

そもそも野菜類は、1日350グラムを摂取しようと厚生労働省も提唱しているが、健康な食生活を送る上で、野菜に含まれるビタミン補給と食物繊維が350gの野菜類で担保されるとされているからである。食物繊維は、化学的には野菜の細胞内の長い分子構造をもつ糖の仲間である。この糖は、ヒトの身体に取り込まれると、酵素によって短い糖に断片化される。この短くなった糖から作られる炭素数2-4の短鎖脂肪酸(酢酸、プロピオン酸、酪酸)は、腸内細菌の増殖に不可欠であることが最近になって明らかになってきた。最近の研究では、腸内細菌がビタミンなど、人間の健康に不可欠な物質を作り、それが免疫を強めたり、神経系の発達にも不可欠であったりと、研究が進んできている。

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