日本人の平均寿命は、82才ほどになり、世界2位の長寿国である。しかし、活動的に過ごせる健康寿命は、これより9才ほど下回る。この主原因は、生活習慣病である糖尿病や高血圧関連の疾病によるものである。これについては、質の良い食事や、適度な運動など、生活習慣の改善により大きく予防・改善が可能なことは周知の通りである。特に、食生活を適正に行うことは、現代の子供たちが未来に羽ばたくことを考えても、これからの生活には求められる。

現在、栄養学が発展し、10年ほど前には知られていなかった事が明らかになってきた。高齢者が人口の3割以上を占める日本では、特に高齢者に必要な栄養としてたんぱく質や、必須脂肪酸、葉酸などのビタミンが挙げられている。どの食材や料理で、こうした栄養を摂取できるのか、一言で医食同源という言葉で表すことができる。アメリカの健康医学研究者であるアンドルー・ワイル博士は、この点を示す著書を書き残している。この本では、和食の素晴らしさが特筆され、具体的なレシピも記載されていることから、和食を見直す一つの良い機会となる。

*病気と食関連ニュース (糖尿病とインシュリン)

*医食同源関連ニュース(アミノ酸と医食同源)

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